ボランティアバスツアー最終日

今日は農家さんのお家のまわりの瓦礫撤去や家の中の荷物だし作業を行いました。
そこには60歳くらいのお母さんの家に30代の息子さんが手伝いに来ていました。
庭にある馬小屋は斜めに傾いていて今にも崩れそうな状態。
お家の中もぐちゃぐちゃで、窓ガラスは全部割れていました。
僕らはまず、庭に散乱した瓦礫を集め、
瓦礫収集所に軽トラックで運ぶ作業をしました。
地震後1か月以上経つ今、ガラス、プラスチック、鉄、紙類など全て分別して
持って行かないと引き取ってもらえない状態でした。
そして、お母さんと息子が家の二階にあがり要る物と捨てる物を分別しながら、
バケツリレーで荷物を運び出す作業をしました。
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ウッタムが、二階の物置から荷物を運び出すたび
「これはパパさんとママさんが40年前にラブラブしていた時のモノ」
と言いながら荷物を降ろしてきます。
やはり陽気なウッタムがいると、大変な作業の中でも和やかな雰囲気になります。
夕方4時半ごろ作業が無事終了し、井出さんのお迎えを待つことに。
お母さんは、このあと避難所に戻るみたいです。
お父さんが地震で怪我をしてしまい、今は入院中で罹災証明の申告もできない状態。
崩れた家や馬小屋の解体は、業者に頼まないと補助がでないそうです。
でも業者が来てくれるのはいつになることか解らないし、
自分達でやるしか仕方ないと言っていました。
お母さんの家は、判定員が外だけチラッと見て
一部損壊の判定で帰っていったそうです。
こんなに被害があるのに全壊にはならないんだと僕も思いまし た。
お母さんは再判定を依頼するみたいです。
赤紙を張られたお母さんのお家は、
社共のボランティアセンターの人達は入れない場所なので、
僕らが来てほんとに助かったと何度も感謝してもらえま した。
僕らを迎えに来た井出さんが、帰り道、いざぽんチームは、
また「南阿蘇に爪痕を残して行きましたね」と言っていました。
ロハスに戻ると社共のボランティアのチームリーダーが来ていました。
社共を卒業して、今日から南阿蘇よみがえりチームに加わってくれるそうです。
フリーで動いてくれるボランティアの方達が
これからたくさん訪れてくれたらいいなぁと思いました。
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